2016年5月25日水曜日

南房ベニアコウ再び

中潮

ベニアコウを釣りに、南房和田港美智丸さんまで行ってきました。
3月春分の日入りの釣行から2か月ぶりの中潮。

5月に何度か予約を試みるものの、予報が悪かったりスケジュールが合わず、ようやく予約がとれました。

前日23時出発、1時着。
車中仮眠後、4時15分出船。

釣り人は、私を含め3人。
私は、前回同様、ミヨシの席へ。

深海940mを狙い、投入回数は通常4回。

1投目は、アタリらしきものがあるものの、大半の針が餌をとられ、姿見ず。

2投目は、アタリらしきものはないものの、あげてみると、2kgクラスのイバラヒゲ。(船べりリリース)

3投目に、トモのお客さんが、初ベニアコウゲット。

4投目アタリなし。

規定の4投目の段階で、今回はボウズ。
まあ、釣れなくても、深海1000mの釣りは、楽しめました。

ただ、残り時間に余裕があるので、4投目の巻き上げ中に、これが最後の流しになるのか大船長に確認。

「あと、もう1回やる!」とのことで、5投目の予備用仕掛けに餌(ワタをつけたスルメイカ短冊)を装着。

ラスト5投目は、ラインを1150m送り、ゼロテンションを試行。
しばらくすると、明確な抵抗するようなアタリが・・・。
手巻きで確認すると、ズシリと重い。

大船長の合図で巻き上げ。

最後なので、スピード15でゆっくり巻き上げ。

水深270mまで巻いた段階で、他の2人のお客さんの巻き上げが終了しているので、スピードを21にアップ。
しかし、異常に重い抵抗。
スローペースのまま、楽しみな展開へ。

上げてみると、2kgクラスの深海ザメの5点掛け。

ただ、仕掛けの上から5、6本目あたりの水中で、オレンジの物体がユラ~リと。

やった!、ベニアコウ。
今回は、目抜けしていない、目が飛び出ていない。
ゆっくり巻き上げた効果?

黒斑のない、鮮やかな紅+金、口の中は斑灰色、サンコウメヌケでした。

前回はオレンジの下田漁具の夜光クラゲ、今回はピンクのヤマシタパニックベイトにヒット。
針27号は大きすぎるかと思いましたが、小ぶりな3kgクラスでも食いついてきました。


大船長からのアドバイスで、タコベイトは、毎日釣れる色は違うため、同じ色ばかり使わず、5色くらい用意したほうがいいとのことでした。

<釣果>
ベニアコウ3.2kg 1匹
イバラヒゲ2kg級 1匹
深海ザメ2kg級 5匹

<釣具>
1日4、5回しか投入できないベニアコウ釣り。
道具選びは気を使い、高額なため、敷居が高く感じられます。
とはいえ、一度揃えて、釣れれば、元取った感十分の魚を味わえるのが、ベニアコウや新島キンメだと思います。
いずれは、ということなら、今でしょという勢いで昨年揃えました。

竿、リールなど、基本タックルは、ベニアコウと新島キンメを共用しています。
仕掛けが違います。

■リール
CZ-9 12V

ミヤマエ一番人気の大型ベーシックモデル。
新釣力コントロール搭載。
12V仕様でも、最大巻き上げ力75kgと問題なし。
PE10号1600m。
先糸に丈夫で伸びの少ないPE20号茶色10mを連結。

■リールカバー

アマノ釣具製
バッグにはいれず、カバーを装着し、ロッドバットにつけて運搬。


■竿
Vパワーマリアナ210VL

ミヤマエアコウダイ専用ロッド。
アコウダイ、新島キンメ、相模湾ベニアコウ、南房ベニアコウ、相模湾キハダをカバー。

■ヨリトリ器具、中オモリ

最初は物珍しさもあり揃えましたが、現在はシンプルを追及し、ダブルボールベアリングサルカン9号1個(写真右)のみ利用。


■オモリ

700号(鉛600号+100号をビニールテープで連結)
予備として、500号+自作中オモリ200号


■ブランチハンガー
ワンタッチの連結金具。
ダイニーマノットII(15号)で補強したナイロン40号80センチ仕様。

■仕掛け
4投+予備の5投分

8本針、ムツ25号/27号、幹糸40号、ハリス20号
枝1.5m/1.3m、枝間4m/3.6m/3.25m
捨て糸:12号/14号/16号 3ヒロ

ハリスは、取り回しが悪くても、1.5mが良さそうです。
トモから投入のため、針の向きは新島キンメとは逆になります。



■オレンジ夜光クラゲ、ピンクパニックベイト、毛針(オレンジニワトリ、緑クジャク、金糸、赤糸)
 今後は、船長のアドバイスに従い、5色揃えようと思います。


■超大型サルカン

ブランチベアリング装着用。
1cm径で治具の軸にも通ります。
これは深海結びではなく、ダブルクリンチノットで結束。

■通常サルカン+スプリットリング120LB#8でブランチハンガーと連結した図


■集魚ライト

釣果に定評があるミヤフラッシュカプセルFK207。
前後をダイニーマノットII(15号)で補強したナイロン40号で連結。


■自作マグネット、固定クランプ

回収時用。ベニアコウでの投入としての利用は、ハリスが1.5mと長いため極めて難しいです。

■バッテリー
PRPOX LIB-10400

魚がかからなければ、10Ahで問題ないのですが。
外道3kg3点掛け等で、電源が急激に消耗するため、20Ahは必要。
2年目に2台目を追加。
リチウムイオンバッテリーで、防水性、コストパフォーマンスを評価すると、このモデル。
10Ah2台持ちのいいところは、20Ah1台より充電が2倍速く、1台故障時の予備としても利用可能。

■指ゴム、ゴム軍手(指先出し)を使い分け

仕掛け投入時は、針からの防護のため、ゴム軍手を着用。
防刺性能の高いニトリルゴム製手袋を試したところ、水に濡れたハリスが滑り、取り込み時にまったく役にたちませんでした。

■エサ
スルメイカをエンペラを含め縦切り。
縦25cm×横.1.5cmをハサミでカッット。

■大型クーラーボックス
シマノ スペーザ ホエール ベイシス 450
内寸70cm。

前回65cmくらいのベニアコウを入れた図。

行きは、餌つき掛け枠を保冷。

<食>

火を通したほうが食べやすく、特に味噌煮や西京漬けが旨いので、半身は西京漬けにして冷蔵庫に。兜とアラと中落ちは冷凍庫に。

味はアコウダイとアブラボウズを、8:2~7:3の割合で掛け合わせた感じ。
西京焼きは、ほとんど銀ダラです。

刺身は、3日は寝かしてから。
大物よりも、若魚3~4kgの身がキメ細かく、刺身に適しているようです。

3日目、刺身は醤油とポン酢で。
脂に甘みがあります。
ふぐ同様、キッチンペーパーで水分をとったほうがおいしくいだだけます。

ハラモは味噌汁で食べました。

寿司は定番ですが・・・。ネタは火を通したり、漬けにしたり3種、4種で握るとと楽しめます。


しゃぶしゃぶ

キンメ同様すき焼きもいけます。
味付けは煮つけと同じ。
卵につけるかどうかに違い。


禁煙1年目、最近はアルコールも控えているため、飲み物は炭酸水。

南房ベニアコウ(4)アブラボウズ44kg
南房ベニアコウ3回目(2017/3)

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