2015年4月22日水曜日

メヌケ/アコウの分類

前回、識別にとまどったので、メヌケ/アコウの類を、忘れないうちに整理してみました。
主に深海釣りマニュアル、その他、大図鑑、WEBより情報収集。

<メヌケ類、メヌケ/アコウ>
背鰭
棘数
尾鰭
くぼみ
眼窩
下縁棘
銚子
以北
銚子
以南
備考
アコウダイ 13 あり 2棘 メヌケ アコウ 大型(3、4kg以上)あり
ホウズキ 12稀に13 なし 3棘 額の棘が目立つ
紅白模様も
アラメヌケ 13 あり 3~7棘 茶色がかったアコウ
頭に3条の暗色黄帯
バラメヌケ 13 あり なし 頭に3条の暗色黄帯
銚子以北のメヌケ類
オオサガの若魚
サンコウメヌケ
13 あり なし オオサガの若魚
口内が黒い
ベニアコウ
オオサガ
コウジンメヌケ
13 あり なし オオサガ
ベニアコウ
口内が白い
大型
黒斑つきも
深海1000mまで

<考察>
・食評価はどのメヌケ類もよく、親潮の影響を受ける北のほうが、脂の乗りが良い。
・オオサガ、アコウダイなどを、銚子以北では、バラメヌケと呼ぶ場合あり。
・バラメヌケは、暗色黄帯で見分けるのがポイントか?
・アラメヌケの外観は、わかりやすい。
・3、4kgを超えるメヌケ類は、オオサガか、アコウダイの可能性が高く、識別は、眼の下の棘(トゲ)のあるなし。
・ひとまず、大きさで、見分けるのがポイントか?
・紅白模様は、ウロコが擦れた場合にもできるため、ホウズキを決定づけるものではない。
・ホウズキの識別は、尾びれの形状。
・オオサガは標準和名。サンコウメヌケは、DNA鑑定から、オオサガの若魚であると、2003年にロシアで発表されているが、漁業者は長年別種としてきており、この呼び名、和名も健在(2016年現在)。
・ベニアコウは、オオサガ(コウジンメヌケ、サンコウメヌケ)を指すが、深海500~1000m、ヘビータックルで釣る、全身橙赤(黒斑つきが3割混じる)の大型魚のイメージが強い。
・ベニアコウの体型はアコウダイよりも胴長で、色合いに違いがあり。

眼窩下縁棘(棘なしか、棘ありか、棘の数) 眼の周りを指でなぞって小さい棘を確認する。

アコウダイの場合は、目のすぐそばの周りの左側と右側に、小さい棘。上顎にかかる涙骨にも棘。(後述)

尾びれのくぼみ(ホウズキ以外)

頭部の棘 
 頭部にハの字の棘は、アコウダイ、メヌケに存在。
 オオサガは額の棘は目だたない。アコウダイは少し棘があり、ホウズキは棘が目立つ。
 写真は、アコウダイ。


・アコウダイの棘の位置
①涙骨(唇にかかる棘)の棘が目立つのも特徴だが、涙骨自体は、ベニアコウにもある。
書物に記されているのは、①涙骨と③第3眼下骨の眼窩下縁の棘。
2匹釣ったうちの小さいほうを冷凍庫から取り出して、確認できました。
写真での判別は難しく、目の周り下縁を指でなぞると、小さい棘が確認できます。
目の下の②と④の位置に、小さい棘。

・ベニアコウの涙骨

ベニアコウは、釣れたら、外観、細部、食味を、よく見たいと思います。


以下ベニアコウ
額にハの字の棘があるもののすっきりしていて、棘が少ない。
アコウは、鼻の穴の下部が、上部と比べ小さいのに対し、ベニアコウは上部と同程度の大きさ。

口の中は、黒というかグレーでした。サンコウメヌケの特徴。

味は、濃厚。焼くとギンダラ系。味噌仕立ての鍋が旨いです。


以下は比較的新しく発見されたメヌケの種、ヒレグロメヌケ。
将来、記事が削除されるといけないので、保管のためにコピーを掲載。

寿命100歳を超え、1メートルを超える。
ヒレの先が黒い。
アラスカの他、日本にも北海道、岩手沖に生息。

オオサガ、コウジンメヌケがメヌケの親分なら、これは、メヌケの元老院、長老。釣りたいです。

南房ベニアコウ再び(2016/5)
南房ベニアコウ3回目(2018/3)

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